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第22回小児領域の地域リハビリテーション公開講座に参加してきました。

こんにちは。理学療法士の千田です。

先日、第22回小児領域の地域リハビリテーション公開講座に理学療法士の山田、北浦、千田の3名で参加してきました。

今回のテーマは、「医師・看護師の視点による重度心身障がい児・者へのサポート」というものでした。

午前中は豊田市こども発達センターの三浦センター長による「重心児・者の生活を支えるための医療と教育・福祉分野との連携」という内容の講演を聞きました。

愛知県の実態調査結果や医学的に見た重心児・者の特徴、重心児・者以外に医療的ケア必要児・者や(小児)在宅医療対象者の現状等を講義して頂きました。

以前と比べると胃ろうや気管切開・人工呼吸器装着児・者の方々が地域の支援センターや学校に通われることが増えおり、今後もさらに増えていく事になるそうです。

また、寝たきりではない歩行可能な胃ろうや気管切開・人工呼吸器装着児・者の方々も増えてきているのが現状との事でした。

今後は、医療・教育・福祉分野で連携をとりながら、重症心身障がい児・者の方々をサポートしていける体制を整えていくことが必要になってくる様です。

小・中学校における医療的ケアに関する調査結果では、全国では大阪が先端を進んでいるそうで、愛知県はまだまだな様でした。

午後からは、あおぞら有床クリニック 訪問看護ステーション 虹とり の和田看護師さんのよる「重心児・者の在宅生活を支える医療的ケア」について実際の現場の様子を講演して頂きました。ご家族にも協力して頂き、車椅子のクッションを作製したり、人工呼吸器の加湿を使用されている方に、温めることで結露を減らせるよう、回路のまわりに断熱シートを入れた布でカバーを作製してもらったり、吸引カテーテル入れを作製して頂いたりと、実際の事例も教えて頂きながらお話しをしてもらいました。

小児の現場の様子や現状、制度について様々な分野の方々の講演をプログラムに入れて頂いており、勉強になる研修です。毎年2~3回開催されており、次回は、11月に参加予定です。